「あーもう!サンダークロス!!」 「あーもう!フレイムフェンス!」 逃げる途中、あともう少しで安全な空間という場面で目の前を遮る修練鳥の群。 それに苛立ちをぶつけるかのように突進をしながら雑に魔法を放つ二人。 それにより残り2羽の状態をするなり、ラナナは無言で魔法を放って1羽の状態にして 残りを湖張が過ぎ去り際に叩き落す。 「ついたー!」 安全地帯に飛び込むなり疲れを吐き出すかのような口調で言葉を […]
「それじゃあ行ってきます」 修練鳥が飛んでくる部屋の入り口で振り返りレドベージュとウンバボに挨拶をする湖張。 一夜明け早速最奥で待つとされる守護者の元に向かう事にする湖張とラナナ。 気のせいかレドベージュもウンバボも心配が顔に出ているような気がする。 「お前たち、危ないと思ったらすぐに戻ってくる。 守護者とても強い。何も焦って今日倒さなくても良い」 「別に焦っているつもりはないけど・・・でも分かっ […]
「相変わらずご飯が美味しいわね」 目の前のラザニアをジッと見つめながらそう呟く湖張。 現在は修練を終えた後の夕食の最中である。 本日は午前中からずっと修練鳥との戦いを繰り返していた湖張とラナナ。 連戦をしても特に問題はなく、順調に倒し続けることが出来た。 最初は全力で立ち向かっていたが、そのうち二人は効率を考え始め いかに少ない力で倒す事が出来るかの試しも行っていた。 また、あえて魔法を放つタイミ […]
「さて、それじゃあ試してみますか」 修練鳥が飛んでくる部屋の真ん中で横に並ぶ湖張とラナナ。 腕を組んで湖張がそう言うと、ラナナは小さく頷く。 キロトンの練習をし始めてから間もなく、案の定ウンバボが昼食を促してきたので すぐさま昼休憩に入った二人。というのもウンバボの料理はとても美味しいが故に すっかり彼の味が気に入った二人はパッと頭を昼食モードに切り替わってしまったからだ。 ただその時に気がかりな […]
入浴を終え、しばらく休憩をしていると、少し早めではあったが夕食となった。 久々の来客であったがため、ウンバボは張り切ってしまい気がはやってしまったらしい。 出された料理はレドベージュの注意もあったのか、ちょうど良い量であった。 そして肝心の味だが、これまた絶品で食べているだけで幸せを感じるくらいであった。 筋肉隆々の見た目からは想像が出来ないその繊細な味付けは、真似をしようにも出来ないと思えるほど […]
「熱いー。でもそこが心地良いですね」 広い温泉の隅で並んで浸かる湖張とラナナ。 この世の幸せを噛みしめているような表情でラナナが言うと、湖張は高い天井を見つめながら答える。 「そうだね、少し熱めだけど良い感じだよね。 疲れもしっかり取れそうだよ」 「まさか修練に来たのに観光の延長のような事も出来るとは思いませんでした」 「だねー。こんなに広い温泉を独占なんて、とんだ贅沢だよ」 「そう言えば痛めた左 […]
目を閉じて深く呼吸をする湖張。全身の感覚を研ぎ澄まして魔法を放つ準備をする。 現在は修練場に入ってから4時間程が経過していた。 意外と早く戻って来たウンバボは、その場で気軽に食べられる様なパンと飲み物を持ってくるなり、二人に食事をさせた。 持ってきたパンの中にはハムととろけたチーズが入っており、満足感が得られるものであった。 パン自身にはほのかな甘みがあって、ついつい食事が進んでしまう。 また、不 […]
部屋の奥にある大きな穴をくぐると、すぐさま広く天井の高い空間が目の前に広がった。 穴は洞窟のような通路だと思っていたのだが、そうではなかったらしい。 この広さならばウンバボの忠告通りに、この場で戦えそうである。 「修練鳥といいましたよね?大体の大きさは教えてもらえましたが、実際のところどんな感じなのでしょうか?」 隣で話しかけてくるラナナ。すると湖張は彼女に顔を向けて返事をしようとするが、前方から […]