2025年10月

ファンタジー小説「Peace Keeper 赤き聖者」第百五十話【託された赤いペンダント】

ハルザートと挨拶を交わした後、湖張とラナナは街に出かけていた。今まで訪れた町や村とはわけが違い、人も店も建物も何処まで続くのかというくらいに並んでいる。 昨夜、タウンから朝食の誘いがあったのだが、ラナナは折角なので有名な軽食を出してくれる店が近いのでそこに行きたいと伝える。 甘い果実のソースがかかったパンとサラダ、絶妙な香りをもつお茶を楽しんだ後は、大きな噴水がある広場、記念碑、見世物小屋、そして […]

ファンタジー小説「Peace Keeper 赤き聖者」第百四十九話【真面目な青い騎士】

目が覚めると見慣れない部屋の中で、ベッドにうつ伏せで倒れこんでいる事に気が付くハルザート。ハッとして上半身を起こすと頭痛に合わせて倦怠感が襲ってくる。とても気持ちが悪い。 一瞬、魔物にやられて担ぎ込まれた病院かと思ったが、すぐさまタウンの家に泊まっていた事を思い出す。 少しずつ記憶をたどる。すると昨夜、湖張たちと食事をした事を思い出すが、何をどうして今に至るかがハッキリとはしない。湖張やタウンたち […]

ファンタジー小説「Peace Keeper 赤き聖者」第百四十八話【再びのアッシャー家の食事会】

昨日と同じ食堂に案内されると、すでに料理の準備が出来ていた。 入ってきた姿を確認するなりチウルは笑顔で近寄ってくる。 「ほら、席に案内するね、湖張ちゃんはここでラナナちゃんはこっち。」 椅子の位置を移動しながら案内をするチウル。湖張とラナナの間には席が一つ開けられていた。 「あれ?席を一つ開けるのです?」 不思議そうに問いかけるラナナ。するとチウルはうっすらと笑みを見せる。 「うん、ここはタウンの […]