ほんの数秒間、強烈な光線を浴びていた湖張であったが、レドベージュとラナナには攻撃がとても長い時間に及んだように感じられた。 獅子型の鎧の攻撃によって、湖張の体は浮き上がり、5メートルほど飛ばされた後に地面に叩きつけられる。上に着ていた法被は散り散りに破けてほとんど無くなり、上半身はサラシだけになってしまっていた。 「湖張!」 目の前の出来事に狼狽し、湖張の下に駆け付けようとするレドベージュ。しかし […]
実験場に入ると、そこには円形の広い空間が広がっていた。直径は70~80メートルぐらいありそうである。 床と壁は頑丈そうな石畳になってはいるが天井は木製のようであり、所々に穴が開いている。 また天井には照明が等間隔に備え付けられており、実験場全体を明るく照らしていた。ここも研究所の照明が連動しているようであるが、明るさはより強い物であった。 この様な広く整備された空間を用意できるという事からも、ここ […]
コボーニの案内で建物の奥にまで進むと、隣の部屋に続くような扉が目に入る。位置的にここから山の中に続いている様である。扉には立ち入り禁止の張り紙が貼ってあった。 「この奥にアールスリーが?」 湖張が扉を見つめながら質問をすると、「そうだよ」と簡単な返事が返ってくる。 「随分と簡単な封印のようですね」 「ふむ」 危険な魔物を封印したという割には、あまりにもお粗末な扉だったので三人は少し戸惑ってしまう。 […]
気になる事が頭に過りつつも、疲れの方が勝ってしまい直ぐに眠りにつく事が出来た。 その日にあった事を振り返ると当然と言えば当然である。 そんなこんなで、あっという間に朝を迎えた感覚になった湖張とラナナ。 本日も何かありそうではあるが、デスピエロが襲ってくるような事は無いと思うと幾分かは気が楽であった。 早々に支度を済ませてチェックアウトをすると、目的地である研究所に向かう一行。 サッと用事を済ませて […]